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そ ん な わ た し は び ょ う き な ん だ ろ う か 。
まるで私の心の内を読み取ったかのように語りかけてくるその人は、私の目の前まで来て止まった。す、と顔を上げると目が合う。深く深く深く、全てを吸い込みそうな瞳。私の勘はそこまで当たるほうじゃないけれど、でも、分かった。今、この瞬間。この人に会ったことで私の人生は変わってしまった。それも明が暗になるように、楽が苦になるように、生が死になるように、正反対に。それでも私はこの人と話してみたい、と思った。さっきからずっと目が合ったまま、そらせないでいた。 「そんなの…嘘、だ」 当たり前のように紡がれた『愚か』という言葉に僅かに動揺する。…そう、なんだろうか。じゃああの学校が楽しいといつもへらへら笑ってばかりの子も、口を開けば何気なく自分の自慢ばかりの子も、全部全部、愚かな人達なんだろうか。こうやって世界を鬱陶しいと思う私の方が普通だと、そう言うんだろうか。 「じゃあ、貴方は、?」 この人の言っていることの意味が分からなくて、逆にこっちから聞く。自分は、自分はどうなのかと。さっきから散々私の考えを肯定してくれるけど、だったら…この人の考えはどうなんだ。全然裏の読めないその笑顔では、何を企んでいるんだ。いつの間にか心が少しずつ揺れ動いていることに気付く。…心の内が、荒らされている。ゆっくり、ゆっくりと…口を開く。尋ねなければよかった、と思ったのはその台詞を聞いてから。 「僕は、いつでも世界の終わりを望んでいますよ」 今までずっと、私の考えなんて誰にも理解されないと思ってた。だって、話せるはずがない。『今すぐ世界がなくなっちゃえばいいと思ってる』『みんなみんな死んじゃえばいいいのに』なんて、そんな…おかしいこと。でも、おかしくなんてないと彼は言ってくれた。自分も同じだと、そう言ってくれた。心が、ざわめいたんだ。何かを認められたような気がして。…泣きそうなぐらい、嬉しくて。 「名前を教えてください」 断る理由が何処にあるのだろう。ずっとずっと望んでた、世界の終わりへの近道だ。それも一人じゃない、彼と二人で迎えられる。「…よろ、こんで」はにかみながら差し出された手を取る。ぐいっと引っ張られて、
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(貴方と迎えられるなら、それは最高の終わり方だ)